無農薬の大葉を実現すれば、あらゆる野菜の無農薬が実現するといわれるほど、極めて生産難易度の高い野菜のひとつです。大葉という名称は市場に流通する際の商品名で、正式名は青紫蘇(あおじそ)といいます。市場では穂紫蘇などと区別する必要があるため、紫蘇の葉の部分ということで「大葉」という名称が使われ、それが一般的になりました。大葉は主に料理の添え物などに使われることが多いのですが、食用することで様々な効能があることがわかってきており、近年薬用としても注目を集めています。
<創風土のこだわり>
無農薬、有機、特別栽培農作物(化学肥料の窒素量、化学農薬の回数が慣行栽培比で2分の1)
ミニトマトというのは実は品種名ではなく、果実の大きさが5g~30g程度までの小さなトマトの総称で、プチトマトとも呼ばれています。近年、美味しいミニトマトをつくるために全国で生産者が模索を重ね、様々なバリエーション商品が市場を賑わせています。特にカラフル系の商品が人気を集めており、平均糖度が10近い高糖度トマトも様々な品種が登場しています。通常のトマトよりもサイズが小さいため糖度が高くなりやすいほか、栄養価も高くなる傾向があります。
<創風土のこだわり>
高糖度、カラフルミックス、プラム型、有機、レギュラー品からこだわり系まであらゆるニーズに応えます。
ベビーリーフは品種名ではなく、発芽後10~30日程度の若いうちに収穫される葉もの野菜の総称です。サラダなどによく供され、大葉などと同様、特に有機、特栽の需要が高い商品です。ルッコラなどが印象に強いと思いますが、実はこの野菜でなければベビーリーフではないということはなく、若い葉であればミズナ、ホウレンソウ、レタスなどもよくベビーリーフとして販売されています。市場では比較的新しい野菜として需要が伸びており、量販店では定番の商品となっています。
<創風土のこだわり>
有機、特栽。
ホウレンソウには大きく分けて、葉が厚くかたちの丸い西洋種と、葉が薄く切り込みのある東洋種の2種類があります。東洋種は、根元が赤い昔からお馴染みのもので、お浸しなどでよく食されています。それに対して西洋種はソテーなどに向いており、調理法にも和と洋の特長が生かされているといえるでしょう。近年では両者の交雑品種も開発されており、各々のよいところを活かした品種として普及が広まっています。葉もの野菜として、有機、特栽の需要が高まっているのはもちろん、糖度の高い高品質なホウレンソウの栽培方法が徐々に確立されており、意欲的な生産者を中心に広がりをみせています。
<創風土のこだわり>
有機、特栽、甘みが強く食味の良い在来種。
ニンジンの原産はアフガニスタン周辺といわれ、そこから東西のルートに分かれて全世界へ広まったといわれています。日本へは16世紀頃に伝来しましたが、中国を経由して伝わったものとオランダ、イギリスなどを経て入ってきたものとがあって、現在それぞれの由来により、東洋系ニンジンと西洋系ニンジンと大別して分類しています。今後市場においては、有機栽培と食味重視の栽培法によるニンジンが、各々の特長を活かした差別化により、需要を高めていくと考えられます。
<創風土のこだわり>
食味の良い商品の通年提案、有機の周年提案。
ジャガイモといえば、まず北海道を思い浮かべるほど、日本では最大の生産地となっています。ジャガイモは連作障害が発生しやすい反面、冷涼な気候や硬く痩せた土地にも強いという特徴があるため、北海道の開墾に適した作物であったことがその大きな要因と考えられます。同地では古くから品種改良が盛んで、男爵、メークイン、とうや、北あかりなどが全国的な定番ブランドとなっている一方、新しい品種として、はるか、十勝コガネ、ピルカなどの人気ブランドも登場しています。近年登場してきたブランドは総じて糖度が高く、食味が非常によいことで人気を集めています。
<創風土のこだわり>
有機、特栽、食味重視。
タマネギには大きく分けて2つの種類があり、東欧系の辛みの強いタマネギと、南欧系の甘みのあるタマネギに分類されます。タマネギは表面を乾燥させておけば常温でも数ヵ月の長期保存が可能なうえ、健康に良い成分をたくさん含んでいるため、昔から広く食材として重宝されています。栽培は比較的容易といわれますが、結実には温度と日照時間が大きく関与しているため、生産者の技量によって食味にも大きな差が出やすいことから、美味しいタマネギをつくることに手間を惜しまない生産者が増えてきています。
<創風土のこだわり>
有機、食味重視。
トマトは江戸時代に日本に入ってきた野菜のひとつです。当初は観賞用とされていて、食用として栽培されだしたのは明治に入ってからといわれています。その後品種改良などにより、現在では様々な品種が市場にあふれ、色やかたちなど多種多様な商品が流通しています。トマトは野菜か果物かで裁判になったこともあるというほど糖度の高い品種も多く、その利用方法も生鮮、加工品など多岐に渡っています。また、トマトに多く含まれるリコピンは、近年多くの効用が認められており、美容や健康にとっても好ましい食材として注目を集めています。
<創風土のこだわり>
食味重視、糖酸バランス。
カボチャには極めて多くの品種があり、食用以外に観賞用のものもあるなど、その長い栽培の歴史から多くの品種改良、分化がなされてきました。日本で流通するカボチャには大きく分けて3つの分類があり、西洋カボチャ、日本カボチャ、それとペポカボチャのグループに大別されます。カボチャは品種によって食味や見た目も様々ですが、一般的に長期保存が可能で栄養価も高く、料理法も多彩なため、古来より重要な野菜として親しまれています。
<創風土のこだわり>
食味重視、10月~12月は北海道産、1月~3月は沖縄県産、周年で美味しいかぼちゃの提案を目標にしています。
サカキは、日本では古くから神事に欠かせない供えとして用いられてきました。漢字では「榊」と書くことからも、古来からこの植物が深く神事と結びついていたことが伺えます。また、一般にも神棚を祭る家では通常として一対のサカキが捧げられ、月に2度、1日と15日に取り替えることが習わしとなっています。現在、サカキの国内シェアは90%以上が中国産で占められており、近年改めて国産サカキの需要が高まってきています。その需要に応える生産者も増えてきており、今後の加工、流通体制などの整備が望まれています。
<創風土のこだわり>
国産の周年供給。